学生との共創プログラム「ガクブレ」
~学生と創る金融サービスワークショップの実施~
TIS株式会社 金融事業本部 金融戦略事業企画部
プロデューサー 内田 様
ー当サービス(ガクブレ)を導入した背景について教えてください。
我々の部署では金融に関する新たな事業・サービスを企画しております。
部門の課題としては、社会人歴の長いメンバーが多いため、過去の経験や自社のケーパビリティを意識した企画ばかりで企画内容に偏りが出たり、
これからの未来を背負う世代に向けた企画を挙げようにも、Z/α世代を理解できておらずニーズに即した企画が生み出せないといった悩みがありました。
そんな悩みを過去に新規ビジネス創出の研修でお世話になったコンサルティングアソシエイツ様にご相談したところ、
「大学生や高校生と一緒にブレストができるガクブレ」をご紹介いただき、これだ!と思って実施をお願いさせていただきました。
ーどのような方が参加されましたか?(仕事内容や属性、選抜方法など)
我々の部署のメンバーと、所属する金融事業本部で学生との新規事業に興味があるメンバーを募集して、各回10名程度参加しました。
ーどのようなプログラムでしたか。実際に実施されてみていかがでしたか?
全2回で実施しました。1回目は「お金でできることとして、消費する/貯める・増やす/救う・貢献する」をテーマに、
我々と学生の混成チームを作ってそれぞれのグループでZ世代が欲しいと思う新たなサービスを出し合いました。
2回目は当社のミッションでもある社会課題の解決にフォーカスし「お金で救う・貢献する」に絞って同様にアイディエーションを実施しました。
今回実施してみて、我々だけでは思いつかないような新鮮なアイデアが出てきたり、我々にはない価値観を持っていることがわかり、気づき・発見の多い場となりました。例えば学生達にとって決済は当たり前の行為なので普段気にしておらず、新しいサービスを考えようとしても最初はなかなかイメージできなかったり、実は学生は使いすぎの怖さからデビットカードをよく利用しているとか、大学生と高校生でも価値観が大きく違ったりと、実際に会って話してみないとわからなかったことが多数ありました。また学生達にもTISが取り組んでいる事業やサービスをご紹介させていただき、よりTISのことを理解してくれたり、当社のビジネスに興味を持ってくれた方もいて、予想外の効果もある研修となりました。
Z~α世代の感性と発想を取り込み、
新しいビジネスのたねを考えるサービスです。