
幅広い世代間交流の実現でエンゲージメント向上を目指す
~メンター・メンティー研修の実施~
富国生命保険相互会社 人材開発本部
主任 西澤 様
ー本施策を導入した背景について教えてください。
当社は業界に先駆け、2006年より 新入職員の育成と幅広い世代間交流による人的ネットワークの構築を目的としてメンター制度をスタートさせました。これまではメンター・メンティーの対面の場として東日本大震災の復興支援(ボランティア活動)等を共同で行うことで、双方の関係性強化を図ってきました。しかしながら新型コロナウイルス等の影響により施策の変更を余儀なくされました。そこで、コンサルティングアソシエイツにメンター・メンティー双方に効果のある施策を依頼しました。
同社のメンター制度は厚生労働省委託のメンター制度導入・ロールモデル普及マニュアルにも一部記載されておりますので、ぜひご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000106269.pdf
ーどのような方が参加されましたか?(仕事内容や属性、選抜方法など)
当社のメンター制度では、新任主任がメンターとなり、新入職員(メンティー)の指導や助言をします。
新任主任の役割の1つとしてメンターを担うことを求めており、研修を企画する段階でもコンサルティングアソシエイツ社と擦り合わせを行いました。
ーどのような内容でしたか?
新任主任研修(合計4日間)の中にメンター・メンティー研修を含めて実施しております。初日はメンターだけが集まり、メンターの役割や心構え、
メンタリングの進め方、メンターとの関わるポイントを学びます。2日目にいよいよメンターとメンティーの対面。緊張の瞬間です。午前中は相互理解としてお互いを深く知り、メンタリングをどのような場にしたいかを話し合います。午後はフィンランド発祥の「モルック」でチームビルディング。関係性が一気に深まり、これから始まるメンタリングに向けた土台がここに完成します。
※モルック・・・フィンランドのカレリア地方のキイッカというゲームをもとに開発されたスポーツ。木製の棒やピンを使い、体を動かしながら頭も使い、チームビルディングには最適なアクティビティ。フコク生命は日本モルック協会のトップパートナー。

ー実際に実施されてみていかがでしたか?
効果や感想、受講者の変化などを聞かせてください。
以前は内製で研修を実施していましたが、その際はメンター活動における心構えを伝えることが中心で具体的なスキルについはあまり触れておらず、メンターからは「具体的にどんなことをしていけばよいか分からない」「私で務まるのだろうか」という不安の声が上がっていました。
コンサルティングアソシエイツの研修を導入してからは心構えに加え、すぐに実践できるスキルを学ぶことで、メンターとしての役割がより明確になりました。また2日目のメンター・メンティーの合同プログラムではペアワークが中心であり、話す機会が多いので自然と仲が深まっていく様子が感じ取れました。
研修の最後にはお互いにメッセージ(感謝・期待・エールなど)を書いて手渡しする場面があり、温かい雰囲気で研修は終了します。メンター・メンティー双方がこの制度を前向きにとらえることができる内容でした。ありがとうございました。
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