出光興産株式会社/東京海上日動火災保険株式会社

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出光興産株式会社 人事部教育課 古池勝義様(左)
東京海上日動火災保険株式会社 人事企画部人材開発室能力開発チーム
本田 淳様(右) 三枝 未央様(中)

『異業種との相互研鑽で、人間力とは、ありたいリーダー像とは、を探索する』
~異業種交流研修みらい塾~

出光興産株式会社/東京海上日動火災保険株式会社

―Q.出光興産様では、2016年度に異業種交流研修「みらい塾」を立ち上げていらっしゃいます。企画された背景や経緯、想いなどを教えていただけますでしょうか?

古池様:これまでの当社は他社との交流が極端に少なく、人材育成は自社でやればよいという、いわば独善的な考えがありました。

とはいえ、将来の経営幹部を担う人材には幅広い知見が必要です。そこで2014年に、他社との異業種交流を実施したところ、これがとても評判が良かったのです。

もっと交流を通じた研修ができないかと検討していたところ、たまたま東京海上日動火災保険の本田様と意見交換する機会があって、意気投合したのが、みらい塾を立ち上げたきっかけにつながりました。

 

本田様:もともと当社では異業種交流をやっており、みらい塾にも管理職手前のリーダークラス(管理職以上)がメインで参加しています。

ビジネス環境が目まぐるしく変化する時代ですから、将来リーダーシップを発揮していく人材を育成していくためにも、ダイバーシティの必要性は感じていました。

こうしたなかで古池様からお声掛けがあり、企画の意図に共感して参加させていただきました。

 

三枝様:当社でも、6人~8人が参加する異業種交流はありませんでしたから、ぜひお願いしたいという思いもありました。




―研修のテーマは「人間力」でした。このテーマにした経緯は、どういったことからでしょうか?

本田様:最初は、前年にやったマネジメントスキルを中心の研修を提案したのです。そのとき、花王さんから「人間力を養う研修はどうか」というご意見をいただきました。

正直、マネジメントスキルの勉強なら異業種でやる必要はありませんからね。人間力とは何か、ありたいリーダーの姿とは何かを異業種研修を通じて「いろいろなリーダー像がある」という気づきを得られることをコンセプトとしたのです。




―そのなかで、プログラムの詳細設計、ファシリテーションを当社にご用命いただきました。

古池様:私たちの意向をよく汲んでいただいたのが、CAさん(編集注:コンサルティングアソシエイツの愛称。シーエイ。)でした。

コンサルティング会社の強みや都合ではなく、私たちのニーズに対してやりたいことが詰まったプログラムを提案してくださいました。

三枝様:具体的なしくみ(フィッシュボーン)に応えようとしているのが、CAさんの良いところでしたね。私たちに寄り添ってくれている、という姿勢や実直さを感じました。

―Q.異業種交流研修を始めて2年目を迎えますが、研修に参加された方が得た学習効果について、どのように感じられていますか?

古池様:参加している社員に、「会社を代表している」という意識が芽生えてきたと思います。1回目はそこまで感じなかったのですが、2回目以降、ほかの会社に負けたくない、という気持ちになったのか、積極性がすごく出ていて驚きました。

本年度はチーム活動を取り入れていますが、そのなかで存在感を発揮しようと積極的に発言する社員が多くなってきましたね。自分はここまでやったから次はAさん…ではなく、自分の思いをどんどん発ししていけるようになったのは、大きな成長だと感じます。

受講者からは「内向きの心がとれた」「気負いがなくなった」といった意見が多々ありました。

 

三枝様:他社の参加者から刺激を受けて、いい意味での競争意識もでてきたようです。
仕事の進め方、スピード間の違い、女性の活躍など、ダイバーシティへの受容度は高まってきているように感じます。まさに、異業種研修ならではの刺激を受けているようです。


古池様:
今年は研修の第1回目で写真付きの「自己紹介シート」を作成したのが、他社は明るい感じの写真なのに、当社はまるで遺影のような写真で。
写真の撮り方だけをみても、社風が違うのがわかるという大きな発見でしたね。

本田様:自分の会社のことを語れるようになるには、自社を客観視することも必要です。異業種研修は、まさにそうした機会ですし、こういったチャンスがないとなかなか得がたいと思いますね。


三枝様:
受講生はその後、3カ月に1回程度集まるとか、交流が続いているとも聞いています。LINEを立ち上げて、一緒に英語のトレーニングしているチームもあるようです。あのとき一緒に苦労したね、ということがより深い人間関係構築につながるのかもしれません。

こういう関係を長く続いて、仕事上でも何かあったときにこの人に相談しようと頼られるような人材に育っていってほしいと思います。




―今後のみらい塾について、考えていることがありましたら教えてください。

本田様:せっかくのご縁なので、これからも継続的に参加企業を増やしていき、発展させたいと思います。研修を受けた直後に成果が出るわけではないのですが、これがきっかけとなり自分自身の学習意欲を高めて、一人ひとりが成長を続けるようなスキームになればと考えています。
また、後輩の模範となるようなリーダーシップを発揮できる人材が一人でも多く増えるよう、頑張ってもらいたいですね。

古池様:人事としても、他社との交流が広がり続けられる場となることを期待しています。
参加していただいた企業様には、深く感謝しています。
これから何期か続けば、会社を超えたつながりがもっと生まれて、みらい塾卒業生たちの大きな輪が誕生することになればと期待しています。

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